「麻薬を使用した事実はありません」。韓国の人気グループ「BIGBANG(ビッグバン)」出身のG-DRAGON氏が麻薬投薬容疑に真っ向から反論した。俳優イ・ソンギュン氏も謝罪の言葉を述べたものの、容疑についてはコメントを避け、「警察の調査に積極的に協力する」と述べたまま、黙っている。
2人の容疑が立証されたわけではない。しかし、現在、裁判を受けているトップ俳優のユ・アイン氏から、「引退」まで言及した歌手兼俳優パク・ユチョン氏まで、芸能人は麻薬使用疑惑が浮上して捜査が始まっても、まず否認から入る。
専門家はこれを捜査対応の戦略と見ている。出演作品や広告の契約があり、ことの推移によっては莫大な違約金を払うことになる。そのため「否認」はイメージ失墜を最小化するための戦略と判断する。また、精密検査に1カ月ほどかかるため、少なくともそれまでは時間を稼ぐこともできる。
ある弁護士は「使用から6カ月を超えると、精密検査をしても検出されない可能性がある。ネットワークを総動員して捜査状況を把握し、戦略を立てるためにも、ひとまず容疑を認めない」と指摘する。
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