2024 年 12月 3日 (火)
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「高級酒」にハマるMZ世代…ウイスキー味のアイスクリームまで

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韓国のMZ世代は希少性と差別性を重視する。ウイスキーなど高級酒を好むため、コンビニ業界も酒類ラインナップを強化する様相をみせる。

GSリテールはベイリーズウイスキーの味を生かしたアイスクリームをGS25を通じて発売する予定だ。

今回披露するベイリーズアイスクリームのモチーフとなったベイリーズオリジナルは、アイリッシュウイスキーとアイリッシュクリーム、ココア、バニラを原料とした世界初のクリームリキュールだ。

氷と一緒に入れて飲むオン・ザ・ロック、ミキサーで挽いた氷と一緒にさわやかに飲むブレンデッドなどカクテル方式で多様な味を楽しむことができ、世界的に人気を集めている。

GSリテールはベイリーズアイスクリームとベイリーズオリジナルとのペアリング時、特有の味と香りを楽しめると予想し、20~30代の会社員が退勤後に楽しむのに最適な組み合わせになると期待している。

GSリテールが20~30代の会社員をターゲットにウイスキー味のアイスクリームを発売したのは、MZ世代のウイスキー「愛」を味わったためだ。

先月、GS25は全国18カ所の酒類強化店舗「プラネット」で珍しいウイスキー7種を販売する「ウィーラン(WHI-RUN)」イベントを開いたところ、オープン前から売り場前に顧客が道に並ぶなど「オープンラン」行列が続いた。

バルヴェニーとラッセルズ・リザーブ シングルバレル300本は1時間で「完売」されたりもした。該当製品の購買顧客は30代(43.4%)、20代(39.5%)、40代(14.8%)の順で多かった。

ウイスキーの人気は統計でも確認できる。関税庁輸出入貿易統計によると、今年上半期の韓国でのウイスキー輸入額は1億2365万ドルで、前年同期の7639万ドル比62%増加した。

ウイスキーだけでなく蒸留式焼酎も人気だ。GS25によると、7月12日から販売した「ワン焼酎(WONSOJU)スピリット」が発売2カ月で累積販売量100万本を突破した。

歌手のパク・ジェボムが運営する酒類企業のワンスピリッツが披露した蒸留式焼酎で、1本1万2900ウォンに達するが、在庫がなくて売れないのが実情だ。

ワン焼酎スピリットの人気は、MZ世代が主導した。この製品購入顧客の年齢帯は30代が37.4%、20代が33.1%を占めた。20~30代の割合が70.5%に達した。

このような蒸留式焼酎の人気にCUは先月、慶尚南道・昌寧(チャンニョン)の伝統酒研究・製造・開発業者「牛浦(ウポ)の朝 」と提携し、プレミアム焼酎「光焼酎」を単独で発売した。

製品発売まで10カ月かかった「光焼酎」は2つのバージョンで発売された。アルコール度数24度の光24(7900ウォン)が、光シリーズの基本となる商品なら、アルコール度数32度の光32(1万2900ウォン)は、コンビニで初めて披露するオーク樽で熟成させた蒸留式米焼酎だ。

コンビニ業界関係者は「プレミアム焼酎の売り上げが着実に増加傾向を見せている。MZ世代によって変わった酒類需要を考慮して、多様な蒸留式焼酎ラインナップを拡大していくだろう」と話した。

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