
極度な脱毛コンプレックスの妻を持つ韓国の30代男性がJTBCの番組「事件班長」で、妻にどう接していいか分からないという悩みを打ち明けた。
男性は美しく頭の良い女性と交際していたが、1つだけ気になる点があった。非常に神経質で人に触れられることを極端に嫌い、暑いのも寒いのも苦手。デートは常に屋内だった。特に頭に触れられることを何より嫌がり、旅行にも絶対に行きたがらなかった。
それでも1年の交際を経て結婚を決意。だが、新婚旅行先すら「水が嫌だ」と海は避け、旅行中もずっと帽子を深くかぶって屋内に閉じこもっていた。新居探しの際も「トイレは絶対に2つ」と主張し、「私のトイレには絶対入らないで」と念を押された。風呂やシャワー中は鍵をかけ、いつも1時間以上かかった。
ある日、男性が腹痛を起こして妻のトイレへ駆け込んだ際、収納棚に複数の部分かつらが入ったバッグがあるのを見つけた。動揺した男性が、眠っている妻の頭をそっと触ろうとすると、妻は目を見開いて激怒し、「何してるの!」と叫んだ。
その後、妻は涙ながらに打ち明けた。学業へのストレスで髪を抜く癖があり、頭頂部の髪が薄くなったというのだ。大学時代から部分かつらを着けていて、交際相手に告白すると必ず1週間以内に振られたという。「だましてごめんなさい。イヤなら離婚しよう」と言う妻を、男性は「離婚なんてしない」と受け入れた。
だが、その後も妻は実家に行く時ですら帽子を手放さない、ある日、義母が「暑いでしょ?」と帽子を脱がせようとすると「関心を持たれること自体が嫌」と言って体を震わせた。
男性は「家族の前では帽子を脱いで自然体でいてほしいと提案したら、妻は“それなら実家には行かない。嫌なことを押し付けるなら離婚する”と言われた」と肩を落とした。
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