韓国でMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)をめぐり、さまざまなコンテンツが生まれ、社会全体の雰囲気が変わっていく。そんななか、当該世代からは「MZ世代」とひとくくりに評価されることへの不満が表出しつつある。
あるネットユーザーは最近、オンラインコミュニティーに「ことあるごとに“MZだ”と言われる。不愉快だ。聞きたくない」と書き込んだ。
投稿では次の例に不快感が示された。
――祝儀を代わり渡してほしいと10万ウォン(1ウォン=約0.1円)を送ったら、その人は手数料を差し引いて9万9000ウォンを相手に渡したというニュースがあった。この時も「MZだから」と言われた。だが、これはMZ世代の問題ではなく、ただその人がおかしいだけではないのか。
――ある日、急に会食に誘われた。「先約がある」と言えば、「おお!完全にMZ」だとからかわれた。会食があらかじめ決まっていればいつも参加していた。「先約がある」と言えば、「MZだ」と言われる。
――昼食を取らずに個人の時間を持つと「MZ」と言われる。仕事を終えて、定時に職場を離れれば「MZ」だ。
そのうえで「MZをひとくくりにして“社会性がない”とおとしめられることに、私だけ気分を害しているのか」と表明した。
こうした投稿に対し、ネットユーザーからはさまざまな見解が示された。
「誰もが『最近の若者は』という言葉を聞いて育ってきた。『若者』を『MZ世代』と置き換えて呼んでいるだけ」
「自分たちより、年上の人が何かすれば『年寄り』と言うのと同じだよ」
「ただ、時代が変わっていく、という現象にすぎない」
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