
韓国の女優ソン・ハユンによる学生時代のいじめ疑惑をめぐり、転校理由や告発者の扱いについて主張が真っ向から対立している。
告発者は7日、オンラインコミュニティで「ソン・ハユンのいじめ被害者」と題した文書を投稿。それによると、ソン・ハユンはソウルの盤浦高校から九井高校に強制転校となった。原因は集団暴行の加害者とされたためだったとしている。複数の同級生の証言があると述べた。
これに対し、ソン・ハユン側は「告発者とは面識がない」として疑惑を全面否定。所属事務所も「事実無根」として民事・刑事措置を検討中とした。
告発者はまた、韓国警察から「出頭要請に応じなかった」として指名通報されたことについて、「海外滞在に伴う行政措置で、犯罪者扱いは事実の歪曲」と反論している。名誉毀損として法的責任を問う姿勢を示した。
昨年4月にはテレビ番組で暴行被害を訴え、メッセージのやりとりなども公開している。
一方、ソン・ハユンの代理人は告発者を名誉毀損などで刑事告訴し、指名通報の正当性を主張。さらにアメリカ国内での法的対応や第三者への責任追及も視野に入れている。
告発者は「虚偽や捏造はしていない」と無実を主張。代理人側は、強制転校処分がなかったとする証拠を捜査機関に提出したと発表している。
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