
カラオケ店で酒を提供したことを警察に通報すると脅し、恐喝しようとした被告の男(41)が韓国の裁判所で実刑判決を受けた。男は女性経営者に性的な要求までしていたという。
仁川(インチョン)地裁は14日、恐喝未遂の罪に問われたた男(41)に懲役10月を言い渡した。
判決によると、男は昨年12月5日午後8時10分ごろ、仁川市西区のカラオケ店で、60代の女性経営者が客に酒を提供したことをネタに金を脅し取ろうとした。
酒類の提供が刑事罰や行政処分の対象になることを知り、恐喝を計画。別の客が酒を飲みながら歌う様子を携帯で撮影し、「警察に通報する」と脅した。
経営者が応じなかったため、男はいったん警察に通報。だが、いざ警察官が到着すると「小さなトラブルだった。解決した」として帰らせていた。
その約4時間後、男は再び同店を訪れ、経営者に現金300万ウォン(約318万円)を要求。性行為まで求めたが、警察に通報され、未遂に終わった。
男は別の恐喝罪による執行猶予期間中だった。地裁は「度重なる処罰でも更生せず、性的要求までしており、非常に悪質だ」と指摘した。
(c)NEWSIS