2024 年 4月 20日 (土)
ホームライフスタイル「速度制限がかかったスポーツカー?」ギャラクシーS22問題が拡散

「速度制限がかかったスポーツカー?」ギャラクシーS22問題が拡散

  現場ルポ  

サムスン電子「ギャラクシーS22」©news1

「時速300キロ走るスポーツカーを買ったが、実は速度制限のかかった自動車だった」

サムスン電子が最新スマートフォン「ギャラクシー(Galaxy)S22」シリーズへの適用を義務づけている「Game Optimizing Service(GOS、ゲーム最適化サービス)」機能について、ユーザーの不満が高まっている。

GOSは「ゲームである」と認識されるアプリが起動すると、機器の仕様を自動的に下げる機能。ゲームをする時、普段よりデータ処理や電力消耗量が多くなり、機器が過度に発熱したりバッテリーが消耗したりする。これを防ぐため、1秒当たりのフレーム数やGPU性能を調整し、解像度を下げる。

サムスン電子も、発熱を防ぐための「安全装置」という立場を強調している。だが一部の消費者らは集団訴訟を予告するほど強硬だ。抗議の中身は「性能の誇張」と「消費者に対する欺瞞」に要約できる。サムスン電子がギャラクシーS22にGOSアプリの義務化したため、ゲームする際に性能が落ちたというわけだ。

サムスン電子ユーザーの集まりである「サムスンメンバーズコミュニティ」によると、利用者の間で「GOSアプリの削除」を求める声が相次いでいるという。

◇ゲームアプリを起動すると性能低下

GOSアプリは2016年のギャラクシーS7の発売時から適用されてきた。当時のユーザーは上手に使用してアプリの機能活性化を防いだ。今回はOSが「アンドロイド12」にアップデートされ、ギャラクシーS22で支障が出ている。最新OSにおいて、GOS機能を完全にオフにすることができなかったためだ。

あるギャラクシーS22ウルトラモデルの利用者は「S22はゲームをするたびに速度が遅く、サツマイモ10個食べたようにもどかしい」と話した。

ギャラクシーS22の製品を払い戻したいという声も相次いでいる。ギャラクシーS22プラスを購入したA氏(20代)は「(事前予約を通じて)購入して5日後に論争が起こった。同意なく性能を落とされたので払い戻してほしい」と話す。

GOSアプリによる性能の低下は数値でも明らかになった。ベンチマークソフト「GeekBench」開発者のジョン・プール(John Poole)が自身のTwitterに共有したテスト結果によると、「ギャラクシーS22ウルトラ」で、GOS作動時の性能が50%以上も落ちた。

サムスンギャラクシーS22「集団訴訟」ネイバーカフェ(サイトキャプチャー)©news1

◇「カカオトークする時もパチパチ」

今回の問題で、一部のギャラクシーS22の消費者は集団訴訟の動きを見せている。ネイバーのコミュニティーには「ギャラクシーGOS集団訴訟準備部屋」という集まりができた。2日午後現在、800人以上が加入している。

一部では、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)のようなゲームではないアプリにも、GOS機能が作動するという主張が出ている。

あるギャラクシーS22プラスのモデルユーザーは「単にゲームだけでなく、カカオトークやYouTubeでもGOSアプリが動き、ずっと性能制限が広がった」と話した。他のサムスンのスマホユーザーによると、TikTokやカカオトークのようなSNSアプリにも、GOS機能が活性化されているというのだ。

これについてサムスン電子の関係者は「GOSアプリはユーザーの安全のため、ゲームにだけ活性化される。Netflixやほかのアプリには絶対作動しない」という。

業界では、サムスン電子が費用を節減するためギャラクシーS22に「GOSアプリ」を義務付けたと観測する。アプリケーションプロセッサー(AP)の性能不足による発熱を下げるため、放熱パッドを入れたが、そのサイズが同じAPを使った「小米(シャオミ)12」の場合より小さかったという指摘だ。

ある業界関係者は「最近、ギャラクシーS22APの『Snapdragon 8 Gen 1』をめぐる発熱問題があった。製品の出庫価格をそのまま維持するため、発熱問題を解決しようと小さなベーパーチャンバー(Vapor Chambers、熱を拡散させるために使う装置)を入れたようだ」と話した。

実際、中国のメディア「鳳凰新媒体(フェニックス・ニューメディア)」によると、
「モトローラ―(Motorola)Edge X30」にAPとして「Snapdragon 8 Gen 1」を入れたら、3Dグラフィック性能を計るソフト「3DMark」によるテストで最大58度を記録するほど、発熱がひどかった。

ギャラクシーS22シリーズの性能を巡る議論は、今回が初めてではない。先月末、韓国内外の一部消費者の間で「画面点滅」問題が発生した。これに対し、サムスン電子側は「今後、ソフトウェアアップデートでトラブルを解決する」と明らかにし、現在、公式コミュニティで苦情を受け付けている。

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