
読書会の場で、男性会員にだけ親しげな態度を取り続ける女性メンバーに対する不満が、韓国のオンラインコミュニティに投稿され、賛否が分かれている。
投稿者は地方で働く30代の会社員で、2週間に1度開催される読書小グループに所属している。互いに選んだ本を読み、感想を共有するという健全な会であり、雰囲気も良く、これまで特に問題はなかったという。
しかし最近、新たに加入した30代の女性会員の言動が気になると投稿者は語る。彼女は感想を述べる場面で、文学作品の内容とは無関係に、“玉の輿狙い”を思わせるような発言を繰り返しているという。
たとえば、詩集を読んで「最も心に残った詩」を紹介する回では、愛をテーマにした詩を取り上げつつ、「私は理想の妻になって専業主婦になりたい。早く結婚するのが夢」などと語る場面があった。
さらに問題視されているのは、男性会員に対する過度な親しさだ。「結婚したい」「味噌汁の香りを漂わせながら“お帰りなさい”って言いたい家庭に憧れている」「フェミニズムは理解できない」など、家庭的な女性像を強調する一方で、女性会員には冷淡な態度を取っているという。
投稿者によれば、その女性は他の女性会員を批判することもある一方で、男性に対しては「うっとりするような目で黙って頷いている」と語った。
また、「隣に座ると体をくねらせて男性側に寄りかかり、女性には背中しか見せない」といった具体的な行動も指摘された。読書会の中には、専業主婦願望や“良妻賢母”を繰り返す発言に不快感を示すメンバーも現れたが、「温厚な性格の会員が多く、誰もはっきりと指摘できていない」と投稿者は吐露する。
ある男性会員は、毎回隣に座ろうとするその女性に対し、「公務員の給料で専業主婦は無理」とやんわり線を引いたという。
投稿者は最後に、「他の男性会員にも、触れるたびにわざとらしく反応し、目配せまでしているのが見えて、なんだか滑稽で哀れにすら思えてくる」と語っている。
この投稿には、「不快なのはわかるが、犯罪でもないし、本を読むような人ならそのうち言動の重みも理解するのでは」「嫌なら本人に直接言えばいいのでは」「運営側がきちんと対応すべきだ」といった冷静な反応が目立った。また、投稿者に対する“陰口的な書き込み”を批判する声もあり、読書会における態度とその対応のあり方が問われている。
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