2024 年 2月 26日 (月)
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「細胞一つからソーセージまで」たった8日間…代替肉の食卓、遠くない

米国培養肉企業の鶏肉培養肉で作った料理(c)ロイター/news1

培養された肉類を食卓で味わう日も遠くなさそうだ。技術発展で代替肉の生産単価が下がり、従来の食肉に劣らないほど価格競争力が上がっているためだ。食肉の代替が可能になれば、炭素削減と肉類消費層の拡大で一挙両得となる。

米ブルームバーグ通信(8日付)などの報道によると、オランダの培養肉スタートアップ「ミータブル(Meatable)」は最近、追加で誘致した投資金3500万ドルを活用して生産設備を拡大し、市場への培養肉供給量を増やしていく計画だ。ミータブルは今年5月、シンガポールで世界初の培養肉試食会を開き、その名を知らしめた。現在は豚肉餃子などさまざまな商品を販売中だ。

ミータブルが主力に推す商品はソーセージだ。多能性幹細胞を利用し、8日間で生産できるのが強みだ。培養肉の生産速度が早ければ大量生産が容易になり、生産単価を大幅に下げることができる。生産単価が高いため一般の豚肉との競争が難しかったという点から考えれば、ミータプルの幹細胞技術は画期的だと見ることができる。

ミータブルの幹細胞技術は、世界的なバイオテック企業「ビットバイオ(bit.bio)」の技術を応用したものだ。ビットバイオのマーク・コッター最高経営者(CEO)が、ミータブルの共同創業者として参画し、人間の幹細胞に使われるオプティオックス(OPTI-OX)技術を培養肉に融合させた。これを通じて細胞一つから1平方ミリ基準で8000万個の筋肉、脂肪細胞を作り出すことに成功した。ミータブル共同創業者ダン・リュニングは5月、フォーブスとのインタビューで「高品質のたんぱく質と脂肪酸を含有し豚肉固有の香りを楽しめる製品を作り出した」と自信を示した。

ミータブルは生産期間をさらに短縮することを目標に研究を重ねている。今年初めまでは数週間かかった生産期間を約6カ月で8日間に短縮したため、投資家の耳目が集まる。今回の追加投資前まで誘致した投資金だけでも9500万ドルに上るという。

日常で従来の食肉に代替することが可能になれば、炭素削減は転換点を迎えることになる。オランダの研究機関CEデルフトが2021年に出版した研究結果によると、培養肉生産に投入されるエネルギーのうち30%以上をエコエネルギーに代替する場合、養鶏場より低い炭素排出量で豚肉など肉類生産が可能になる。

特に肉牛の場合、従来の方式に比べて炭素排出量を最大92%削減できることがわかった。オックスフォード大学も2019年の研究で再生可能エネルギーで培養肉を生産できるなら、炭素排出量に大きな変化があるだろうと見込んでいる。

(c)MONEYTODAY

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