2025 年 12月 8日 (月)
ホームライフスタイル「立って飲むビールが新しい」…韓国・MZ世代に広がる「立ち飲み」文化と「スタンディングビアバー」

「立って飲むビールが新しい」…韓国・MZ世代に広がる「立ち飲み」文化と「スタンディングビアバー」

ソウル・聖水洞にオープンした「サッポロ・プレミアム・ビアスタンド」店舗=サッポロビール提供(c)news1

韓国の若者の間で「立って飲む」という新しいビールの楽しみ方が急速に定着しつつある。日本で長年親しまれてきた「立ち飲み」文化が、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)に支持され、スタンディング形式のビアバーが韓国国内でもトレンドになっている。

最近ソウル・汝矣島(ヨイド)の漢江公園近くに、日本のキリンビールの生ビールが楽しめる「キリン一番プレミアムビアバー」がオープンした。店内はイスを設置せず、木材を基調としたシンプルな内装と専用グラスを使った演出で「日本の立ち飲み文化」をそのまま再現している。

これに先立ち、2025年上半期には、日本のサッポロビールが韓国で展開する「サッポロ・プレミアム・ビアスタンド」がソウル・聖水洞(ソンスドン)に登場。運営はメイルホールディングス傘下のエムズベバレッジが担い、座席のない立ち飲み形式で、退勤後の一杯や友人との短時間の会話にぴったりな空間として若者の間で話題を呼んだ。

「立ち飲み」は仕事帰りに会社員がふらりと立ち寄り、短時間で一杯だけ飲んで帰る簡易的な居酒屋文化として生まれた。長居をせず回転率が高いため、価格が手ごろであることも特徴だ。近年は日本国内でも若者や女性会社員を中心に再注目されており、オシャレなスタンディングバーとして生まれ変わっている。

この動きは韓国でも共鳴を呼び、飲酒文化の変化とともに勢いを増している。従来の“宴会中心”の飲み会文化に代わり、軽く一杯だけ飲む“短時間・軽量飲酒”スタイルが拡大中で、特に汝矣島や聖水洞といった都市部のビジネス街では、立ち飲みスタイルのビアバーが一つのライフスタイルとして定着しつつある。

(c)news1

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