韓国国防省が「国防人工知能(AI)センター」の2024年を目標に創設準備に着手した。ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権の「科学技術強軍育成」という国政課題を後押しするためだ。
国防省はこれを通じて国防分野にAI適用・拡散を先導するコントロールタワーとしてセンターが進むべき方向を提示する方針だ。
センターは、陸海空など各軍と防衛事業庁、国防研究機関に分散している所要企画、データ管理、AI開発など関連業務を統合し、有・無人複合体系を発展させていく役割を担う。国防省は7月の段階でユン大統領に対する業務報告で、民間専門家が長を務めるセンター創設計画を公開している。
現在、主要先進国では「AIが未来戦争の核心手段になるだろう」という判断の下、国防分野のAI業務を総括する組織を作っている。
「国防AIセンター」の具体的なタイプについては、公共機関と政府組織、国防部直轄機関などが検討されてきた。今回の研究ではこれらの類型別に法的根拠、組織・人材範囲、所要予算規模などを比較分析する計画だ。
また、センターの任務、ビジョン、核心目標、推進戦略、重点推進課題およびセンター創設・運営に必要な組織・人材規模なども今回の研究を通じて算出される見通しだ。創設ロードマップと創設後の5カ年運営計画も提示される見通しだ。
(c)news1