2024 年 6月 13日 (木)
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「私たちも作ってほしい」要請殺到…KAIメタバース訓練装備とは

  現場ルポ  

スリオン(KUH-1) VR操縦訓練装備©MONEYTODAY

ソウルのCOEXで4日開かれた「韓国電子展(KES2022)メタバースコリア」の韓国航空宇宙産業(KAI)ブースは、メタバース訓練体験のための観覧客でにぎわった。軍関係者だけでなく特許庁職員、大学生、高校生ら、メタバース訓練を体験しようとする人々が列をなした。

VR(バーチャルリアリティ)ゴーグルをはめてスリオン(KUH-1)操縦席に座ると、上には広くて青い空、下には慶尚南道(キョンサンナムド)泗川市(サチョンシ)の田畑が広がった。

操縦竿を左に曲がると、目の前に広がる世界とともに椅子も左に傾いた。操縦竿を体側に引くと、体が後ろに反り、視野は空でいっぱいになった。首を後ろに向けると、後方の客室の状況まで察することができた。

韓国電子展は人工知能(AI)、ビッグデータ、メタバースなどIT(情報通信技術)基盤の先端技術を披露する国内最高の電子IT融合製品展示会だ。KAIは韓国電子展と同時開催された第2回メタバースコリアに参加し、VR操縦訓練装備と教育コンテンツなど未来型訓練体系を展示した。防衛産業会社としては唯一ブースを設けた。

スリオンVR操縦訓練装備の後方客室のモーションチェアに座って飛行を体験©MONEYTODAY

特に今回の展示では、モーションプラットフォームと操縦反力装置が搭載されたスリオン(KUH-1)とKT-1基本訓練機VR操縦訓練装備を初めて披露した。先月末に開発を完了したばかりの「新作」装備だ。6軸モーションプラットフォームは、航空機が持つ上下・前後・左右の物理的な動きを実感できるようにしている。操縦反力装置は、実際に操縦士が飛行時に感じる飛行抵抗力と反動を表現し、没入度を高めた。

簡単に言えば、従来はVRゴーグルで視覚的な体験だけが可能だったが、今は椅子まで動きながら実際の航空機に搭乗したような感じを与えるわけだ。体が停止した状態でVRゴーグルだけをした時は乗り物酔いがひどかったが、視覚と身体の平衡感覚が一致すると乗り物酔いも消えた。

スリオンVR操縦訓練装備体験©MONEYTODAY

特にスリオンVR操縦訓練装備は、操縦席と後方客室の動作を連動させ、別途のモーションチェアに着席した参観客も、訓練装備操縦に伴う客室の動き体験が可能だ。パイロットが操縦竿を左に傾けると、客室のモーションチェアも左に傾く。VR画面も実際の客室に座ったように再現されている。後方の客室モーションチェアに座った時、体が傾くのをより鮮烈に感じることができた。

後方客室まで動きが連動すれば、操縦席の後ろに搭乗した乗務員が実際に飛行するのと同じ環境で射撃訓練をすることも可能になる。KAIのコ・チョルギュ首席操縦士は「最近は騒音のためヘリコプターを飛ばすことも難しく射撃訓練することも難しいが、モーションプラットフォームが使われているVRシミュレーターがあれば、似たような環境で小規模部隊訓練を進行できる。ハードウェア的に小銃と砲弾などを装着して訓練すれば費用も大幅に節減できる」と説明した。

©MONEYTODA

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