
特殊改造のiPhoneで勤務先の塾生徒の体を密かに撮影していたとして、児童・青少年の性保護に関する法律違反、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反などの罪に問われた男(36)に、韓国・春川地裁は9日、懲役3年6カ月の実刑を言い渡した。
被告は2022年9月20日ごろ、勤務先の塾のワゴン車で、運転席の後部座席にいた生徒(13)の体を特殊改造iPhoneで撮影した。このころから昨年9月まで、通学の車をはじめ、塾の講義室、ロビーデスクなどで、同様の手口で計17人に対して141回にわたり違法撮影を繰り返していた。
被告は改造したiPhoneを運転席と助手席の間の補助席に置き、カバンで見えないようにしたうえ、携帯電話とつながっているアップルウォッチのカメラ遠隔撮影機能を使う手口で、顔、足、スカートの中などを撮影していた。
このほか、2021年6月28日から昨年10月11日にかけ、261人に196回にわたって違法撮影を重ねていたとされる。2018年ごろにも違法撮影によって起訴猶予処分を受けている。
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