
かつて暴力団に所属していた被告の男(32)が、出産を控えた交際相手の存在を法廷で明かして更生の意思を示し、寛大な判決を求めた。韓国の裁判所で最近あった話だ。
法曹関係者によると、暴力行為など処罰に関する法律違反(犯罪組織加入・活動)の罪に問われた男の裁判が全州(チョンジュ)地裁群山(クンサン)支部で結審した。
検察は男に懲役2年を求刑。一方、弁護人は「若気の至りで暴力組織に加入したが、その後組織のために犯罪を犯した事実はなく、組織を離れた点を考慮してほしい」と述べた。
男は最終陳述で「幼い頃、悪友とつるんで組織に加入したが、今は清掃業を営みながら真面目に生活している。交際相手が9月に出産予定で、父になる。どうか寛大な判決をお願いしたい」と求めた。
男は2017年2月、ある暴力団に加入して構成員として活動した容疑で起訴された。2023年3月に組織から脱退している。
判決は7月3日に言い渡される。
(c)MONEYTODAY