2024 年 5月 23日 (木)
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「植樹の日(4月5日)」に木を植えるのは遅すぎる!…気候変動、韓国で「記念行事」前倒し相次ぐ

第79回植樹日記念植樹行事(c)news1

「気候温暖化で4月5日に植えるのは遅すぎます。3月中旬に植栽をするのが最も、木にいいということなので、行事を前倒しして進めています」

ソウル市永登浦区庁は3月13日、「植樹の日」を迎え「リレー植樹行事」を開いた。公式植樹日に3週間ほど早く植樹行事を開いた理由を尋ねると、区庁公務員は「気候変動」のためと答えた。

山林庁によると、地方自治体と関連機関217カ所を対象に、「植樹の日」記念行事計画を調査した結果、「3月に植樹の日行事を開く」とした機関は117カ所で、全体の54%を占めた。植樹の日当日に行事を開くとしたところは58カ所(26.7%)に過ぎなかった。

このように4月5日ではなく3月中に木を植えるのは、気温が上がる前に木を植えるのが生育に有利だからだ。

ソウル大学校山林科学部のキム・ヒョンソク教授は「木を植えるのに良い時は目が覚める前、根は育ち始めた時」として「(4月になれば)すでに花が咲くが、花が咲いて植えると木のストレスが増加する」と説明した。

このため、公式的な植樹の日を3月ごろに繰り上げるべきだという意見が相次いでいる。ソウル環境運動連合側は「植樹の日が制定された1946年に比べ、4月5日の平均気温が2.3度上昇し、10.6度になった」とし、植樹の日を繰り上げる必要性を強調した。

実際、ソウル環境運動連合は、気候変動の深刻さを知らせるために2010年から3月中旬から末までの間に木を植える「温暖化植樹の日」を行事を進めている。今年の第15回行事も3月23日に開かれた。

ノ・ムヒョン(盧武鉉)政権当時、植樹の日の変更が本格的に推進され、イ・ミョンバク(李明博)政権の時、国務会議で議論になった。当時は「植樹の日の象徴性と統一の可能性」を重視し、記念日は変更しないことにした。ただ、気温の変化を考慮し、木を植える時期を弾力的に運営することにした。

しかし、その後も植樹日の変更議論が続いた。2013年、安全行政省(現・行政安全省)から検討を要請し、山林庁が意見を取りまとめたが、「維持する」との結論になった。

植樹の日を3月に繰り上げる内容の法案も多数発議された。第21代国会だけで関連法案が4件発議されたが、実現はしなかった。

山林庁が2021年、国民1006人を対象にアンケートを実施したところ、回答者の56%が植樹日の変更に賛成し、「植樹日を維持すべきだ」は37.2%だった。

今後、気候変動がどのように進むかは予測できない。記念日そのものとしての意味もあり、植樹日の変更は慎重でなければならないという意見も少なくない。また、全国的な気温の差もあり、植樹の日を変更しなくても、地域別に適切な日に植えればいいという意見もある。

(c)news1

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