2024 年 7月 27日 (土)
ホーム経済ゲーム「新作はコンソールで」…韓国ゲーム会社に可能か (下)

「新作はコンソールで」…韓国ゲーム会社に可能か (下)

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確率型アイテムなどにより崩れた信頼の回復のためにも、コンソール開発が必要な状況だ。業界では確率型アイテムが、ゲーム性と関連のない収益モデルであるという指摘が絶えず提起されてきた。新作を発売しても成長モメンタムが弱いため、企業価値にも悪影響を及ばす。「今回は違う」と昨年末に「リネージュW」を発売したNCソフトの最近の株価は昨年2月10日の最高値の半分になっている。

業界ではコンソールへの挑戦は手強いという懸念の声も上がっている。

「ブラインド掲示板」キャプチャー©MONEYTODAY

韓国ゲーム会社が既に確率型アイテム中心の収益モデルに慣れている状況で、莫大な開発費と人材が必要なコンソールをいつまで押し通すことが出来るかは懐疑論だ。

最近、会社員の匿名掲示板「ブラインド掲示板」で、ある大型ゲーム会社の職員は「(コンソールゲームの価格は)今も6万~7万ウォンで、デラックス(パッケージ)も10万ウォンに満たない。物価上昇を考慮すると安すぎる」「コンソールユーザーたちの良心がないようだ。だから金にならない」と評価した。

また、コンソールゲーム価格を1つ当たり10万ウォンにしても「売り上げ1兆ウォンを得るためには1000万個は売らなければならない」という計算も付け加えた。昨年の3N(ネクソン、NCソフト、ネットマーブル)の売り上げは計2兆5000億ウォン以上を記録している。

競争力のあるコンソールゲームを製作するための人材や費用を負えないという指摘も上がる。「レッド・デッド・リデンプション2」の場合、1600人を超える開発人材と8年という期間がかかることがわかった。

開発費3000億ウォン、開発期間8年をかけて完成したCDPRの期待作「サイバーパンク2077」の場合、発売直後に多くの欠陥により興行に惨敗した。

ある業界関係者は「グローバル市場でコンソール比重が3分の1程度の規模であり、韓国ゲーム会社のコンソールゲーム進出は逆らえない流れ」としながらも「相対的に開発ノウハウが不足した状況なので、選択と集中が必要であると考えられる」と述べた。

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