韓国で教員を務める30代女性がこのほど、交際相手の男性の母親から言われた「学歴」をめぐる不愉快な話をオンライン上に投稿したところ、この母親を批判する書き込みが相次ぎ、「そんな男性とは別れろ」という声が起きている。
投稿を整理すると、男性とはいとこの紹介で知り合い、交際して1年になった。まだ結婚を考えるような間柄ではないという。
ある日、男性の母親が食事に誘ったので、応じた。
母親は離婚後、息子2人を1人で育てたといい、男性も母親に頭が上がらない。「息子2人は勉強もでき、ソウル首都圏の大学でも上位校を卒業して大企業に入った。人柄も良く、学生時代に人気があった」というのが母親の自慢だ。
一方、女性は短大で学んだ後、4浪してソウル首都圏の教育大学に入り直した。30歳まで勉強して卒業し、現在は私立高校の教師として働いている。女性の父親は大企業を定年退職し、今も別の仕事をしている。妹は地方公務員という。
「学歴」をめぐる発言は、この食事の席で飛び出した。
「4浪もして、そんなところにしか行けなかったのか」。まず母親はこんな趣旨の話をした。さらに次のように続けた。
「うちの息子は学校で1番になった。教師らが“ぜひうちの婿に”と言うほどだ。試験で調子が悪かったから中慶外市(中央大・慶熙大・外国語大・市立大)レベルにとどまったが、コンディションさえ良ければ、延世大でも高麗大でも行っていたはずだ」
そのうえで、女性に向かって「一方で、あなたは“イン・ソウル”(首都圏にとどまること)したくて、やっとのことで引っ掛かったのですね」と茶化したという。
投稿者はその時、表情管理もできず、食べ物に手もつけず、何も言わずにそのまま別れた。「一瞬、頭がぼうっとした」そうだ。
母親の発言について男性に問いただすと「まあ、そういう性格だから」と回答だった。男性には会いたいが、あの母親のことを考えれば、交際をやめるべきだとも思う。「あの母親は、私のことは気に入らないけど、息子が好きな人だから仕方なく受け入れているという印象だ」。どうすればいいのか。
ネットユーザーの間では「そもそも、なんでそんなことを自慢するのか」「何か被害を受けないと、正気にならないのか」「子どもがハーバード大学を卒業したとしても、付き合っている彼女にああいう言い方をしてはいけない」という意見が出たうえで「別れろ」と口をそろえた。
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