血液のがんの一種「真性赤血球増加症」を患う夫のため、韓国の女性がさまざまなオンラインコミュニティに「夫を助けてください」というタイトルの文章を載せ、新薬の支給を受けるための請願への同意を求めている。
女性の話では、2020年に腹痛を訴える夫を連れて大学病院の救急室に行ったが、3週間に及ぶ血液検査でも原因がわからなかった。その後、他の大学病院で完治しない希少性の血液がんと判明した。以来、夫は抗凝固剤や抗がん剤などを飲みながら生きながらえているという。
真性赤血球増加症は骨髄で赤血球、白血球と血小板などが過度に生成される珍しい血液がん。韓国には約4000人の患者がいると推定されている。
女性は「2023年に新薬が出たが、支給を受けるための審査に落ち、年間4800万ウォン(約528万円)もかかるので薬代に耐えられない。家を売って夫の実家で暮らし、注射を打つつもりだった」と話した。
ただ、患者の請願を受けて2024年中にも支給される可能性が出てきたといい、女性は「最後の機会だと思い文を載せた」と明らかにした。
女性は「請願期間内に5万人の同意を集めなければならない。力を貸してほしい」と話した。
ネットユーザーたちは「同意しました」「快癒を願います」「こういう薬を支給しないでどうするんだ」などと反応した。
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