2024 年 2月 23日 (金)
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「安哲秀発」の一本化シナリオ……どんな方法、決裂時の安氏の選択は?

ユン・ソンヨル(尹錫悦)氏(左)とアン・チョルス(安哲秀)氏(国会写真取材団)©news1

韓国大統領選の保守野党候補の一本化への時間が始まった。中道野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)代表の突然の提案で、保守系野党「国民の力」の大統領候補、ユン・ソンヨル(尹錫悦)氏との一本化問題が、大統領選政局の前面に登場、政界では「遅くとも2週間」以内には一本化の行方が決まるという観測が出ている。

野党陣営では、ユン候補とアン候補が、大統領選の投票用紙の印刷日である今月28日までに直接会って結論を出すという見方が優勢だ。国民の力と国民の党の厳しい実務交渉の歴史が世論の疲労を高めた経緯があり、これを繰り返すには大統領選までの残り時間が十分ではないためだ。

何よりも、両候補の性格とスタイル上、実務陣の交渉よりも、本人同士が直接会って結論づけることを好むという予想だ。ユン候補は「信頼さえあれば10分だけで」と自信を示し、アン候補も大きなテーマであればあるほど、最終決断を一人で下すタイプだ。

一本化の結論が今月28日より前に出れば、投票用紙上にも、当該候補の名前の横に「辞退」を印刷できるようになる。一本化をめぐる折衝が終了しても、それが28日を過ぎていれば、一本化されなかった側にも票が流れることになるため、一本化の効果は大きく落ちる。

一騎打ちの必要条件は、両候補いずれも大胆な決断だ。

まず、アン候補の提案通り、全国民世論調査が実施される可能性は低い。ユン候補側がこれを受け入れる余地がないためだ。政権交代を望むという回答者だけを対象に世論調査を実施したり、党員調査を合わせたりする方式などが取りざたされている。

もう一つのシナリオは、第15代大統領選のDJP連合(キム・デジュン[金大中/DJ]氏とキム・ジョンピル[金鍾泌/JP]氏が単一化を宣言してDJ政権発足後の約3年間連立を構成)のような「連立政権」構想だ。一方が辞任する代わりに、新政権で権力を分ける形でビッグディールをする形だ。

“帝王的大統領制(強力な権限を持つ現代大統領制)”の清算には、ユン候補とアン候補がいずれも共感している。この一環で、一方が他方に首相のような主要職責を譲り、改憲が必要でない範囲で相当な権力を渡す可能性がある。この過程で、今年6月の地方選挙の公認権もテーブルに上がることができる。

ただ、会合の時期がカギになる。ユン候補は、アン候補が「独自完走」の可能性を放棄できるほど支持率が低くなるのを待ちつつ、アン候補と会う時期を最大限延ばす戦略を取るとみられる。一方、アン候補側もこれを予測しており、ユン候補の熟慮が長引けば、本気度を問題視する。そうなれば折衝で意味ある結果を導き出しにくくなる。

一本化交渉が決裂した場合に、アン候補が大統領選レースを完走する可能性についても、展望は交錯している。

アン候補側は途中の辞退はないという立場だが、支持率の推移によって完走が容易ではないと分析されれば、ユン候補が再び、アン候補を訪れる形を取ることもあり得る。アン候補を「迎え入れる」形を演出し、アン候補の決断をもう一度引き出すシナリオだ。野党陣営では、アン候補が一本化失敗後に支持率上昇のモメンタムをつかむことが難しく、ますます立場が狭くなるという予想が多い。

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