
韓国で離婚を専門にしているヤン・ナレ弁護士が12日、タレントのパク・セミが運営するYouTubeチャンネル「こんにちはセミ」に出演し、不倫事件の過酷な舞台裏を赤裸々に語った。
ヤン弁護士は「離婚専門の弁護士をやっていると誰もが一度は経験するケースがある。それが“家族内不倫”だ」と切り出し、「例えば、姉の夫と妹が不倫していたケースや、兄嫁と弟が関係を持っていた事例など、身内同士の関係が崩壊するほどの衝撃的な内容もある」と話した。
特に強烈な経験だったのは、弁護士1年目に担当した「証拠提出事件」。依頼人が、証拠は現物で送るものと誤解していたようで、浮気相手と使ったアダルトグッズ一式を宅配で送ってきたのだという。「裁判では基本的に証拠品の写真を提出するので現物が届くとは思わなかった。私の説明不足だった」と、ヤン弁護士は苦笑いを浮かべた。
車のBluetooth接続を通じて浮気が発覚した珍事も。ある男性が妻を助手席に乗せて高速道路の休憩所に立ち寄った際、自分のスマートフォンが車に接続されたままの状態で愛人からの電話が鳴り、妻がその通話内容をリアルタイムで聞いてしまったという。
パク・セミが「ドライブレコーダーの音声記録も証拠になるのでは?」と質問すると、ヤン弁護士は「自分側の証拠だけでなく、相手側の提出音声も全て確認しなければならない」と笑って答えた。
さらに「大変なのが速記士さん。音声ファイルを文字に起こして提出する必要があり、時には赤面するような内容まで全て記録しなければならない。どんな気持ちで書き起こしてるのかな、と本気で思います」と語った。
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