2025 年 1月 3日 (金)
ホーム政治「多重人波が感知されました」…韓国・防犯カメラで「迂回してください」案内

「多重人波が感知されました」…韓国・防犯カメラで「迂回してください」案内

ソウル市が新しく導入した人波感知システム活用の訓練に参加する市民ら(c)news1

ハロウィンで相当多くの人出が予想されたソウル地下鉄建大入口(コンデイプク)駅付近の路地に、多数の人が集まると人工知能(AI)で危険を察知し、監視カメラのスピーカーから注意を呼び掛けたり、迂回を促したりする装置が設置された。

ソウル市広津区建大(クァンジング・コンデ)の飲食店街には昨年ハロウィン当時3万7000人が集まったと分析され、今年は雑踏事故が起きた梨泰院(イテウォン)を避けた人たちで例年の1.5倍の約4万人が集まると予想されていた。

市は雑踏の危険段階を「注意-警戒-深刻」の3段階に区分し、関連機関と共同で警戒に当たった。

装置は、AIが路地の混雑を感知し、1平方メートル当たり2.33人に達するとスピーカーから「人混みが感知されました」という案内が繰り返し流れる仕組み。

「注意」段階になると現場を離れるよう呼び掛ける。「人口密集度は注意段階です。狭い路地に進入せず、車の通行に注意して現地域を離れて迂回してください」といった具合だ。

「警戒」段階は群衆が「押さないで」と叫ぶほどの雑踏を想定しており、放送に加えて区の人員を配置して解散を促す。

さらに「深刻」段階では広津警察署、広津消防署からも人員を投入する。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular