2024 年 7月 25日 (木)
ホーム政治北朝鮮「北朝鮮での体験談、つじつまが合わない」…批判にさらされた脱北女性の、やや苦しい釈明

「北朝鮮での体験談、つじつまが合わない」…批判にさらされた脱北女性の、やや苦しい釈明

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北朝鮮離脱住民(脱北者)の在米人権活動家、パク・ヨンミ氏(29)の北朝鮮での経験談が、つじつまが合わなかったり、誇張されたりしている――こんな批判が相次ぎ、パク・ヨンミ氏のこれまでの言行に対する疑問が提起されている。

米紙ワシントン・ポスト(今月16日付)でパク・ヨンミ氏が取り上げられた。

パク・ヨンミ氏は北朝鮮の両江道(リャンガンド)恵山市(ヘサンシ)で生まれ。父親が闇市に金属を違法に持ち込んで政治犯収容所に連行されたため、2007年に脱北した。

中国とモンゴルを経由して2009年に韓国に入った。脱北者が出演するテレビバラエティ番組「いま会いに行きます」に出演し、名前を知られるようになった。東国(トングク)大学警察行政学科に進学して勉強していたところ、2015年に米コロンビア大学に編入し、その後、米国の市民権を得た。

同紙によると、パク・ヨンミ氏に対して提起された疑問の一つは、北朝鮮での経済力だ。パク・ヨンミ氏は朝鮮労働党員だった父親のおかげで裕福に育ったと主張した。

ブランドバッグを購入するなど上流層の生活を享受したと言い、「北朝鮮版パリス・ヒルトン」というニックネームも登場した。だが、同紙は「しかし人権問題を扱う国際会議に舞台を移した後は『生きるために草や昆虫を食べた』と主張した」と矛盾を指摘する。またパク・ヨンミ氏は「北朝鮮を発つ前までは卵を食べたり室内のトイレを使ったことがない」とも話しているという。

また「競技場処刑」目撃説も、他の脱北者の証言と食い違っているようだ。

幼いころ、友人の母親が「ハリウッド映画を見た」という理由で、ある競技場で処刑されるのを目撃したと主張した。だが、米外交専門誌ディプロマットの寄稿文によると、恵山出身の他の脱北者は、パク・ヨンミ氏が言及している時期に死刑執行はなかったと反論している。

このほか、脱北の経緯についても、最初は「父親が密輸で知り合った中国人ブローカーの助けを借りて両親と一緒に脱出した」と言っていたが、その後、「母親と2人で脱北し、中国に滞在している時には性的虐待を受けた」に変わっている。

パク・ヨンミ氏は、インタビューでの証言で、一部に一貫性がなかった点について「英語の未熟さと過去のトラウマのためだ」と釈明した。

現在、パク・ヨンミ氏は保守キリスト教団体「ターニングポイントUSA」から月6600ドルの報酬を得て人権運動をしている。運営するユーチューブチャンネル「パク・ヨンミの北朝鮮の声(Voice of North Korea by Yeonmi Park)」の登録者数は113万人に達する。

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