韓国で小規模小学校が着実に増えている。少子化の影響で新入生が減り続けているためだ。小規模校は主に非首都圏に集中。超少子化の傾向を考慮すると、小規模化はますます進む見通しだ。
韓国教育開発院の年報によると、昨年は全国6175小学校のうち児童数30人以下は584校(9.5%)だった。20年前の2.6%から大きく増加した。また、児童数60人以下の小学校の割合は23.1%(1424校)だった。
全校生30人以下の小学校は非首都圏に集中。全羅北道(チョンラブクド)が121校で最も多く▽慶尚北道(キョンサンブクド)96校▽全羅南道(チョルラナムド)89校▽慶尚南道(キョンサンナムド)78校▽江原道(カンウォンド)75校▽忠清南道(チュンチョンナムド)54校――の順で多かった。
特に全羅北道の小学校は全420校のため、生徒数30人以下の小学校の割合が28.8%に達している。
小規模校はさらに増える見通しだ。2000年代から本格化した少子化の影響で小学生の数が急減。03年に417万5626人だった小学生は昨年260万3929人にまで減少した。一方で小学校の数は同期間に5463校から6175校に増えている。
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