2024 年 12月 14日 (土)
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「働きやすい会社トップクラス」…Googleコリア、ネイバーウェブトゥーンも抜いた

Startup Story ~~ 成功のカギ

医療人工知能 ルーネット(Lunit)

©MONEY TODAY

韓国の企業情報プラットフォーム「ジョブプラネット」が最近発表した「働きやすい会社」関連の「2022注目企業」で、Googleコリアやネイバーウェブトゥーンなどを抜いて1位になったスタートアップがある。

ジョブプラネットは現在勤務中か過去に勤務した社員がアップした会社評点を根拠に順位をつけた。総満足度点数に▽福祉・給与▽昇進機会・可能性▽ワークライフバランス(業務と生活のバランス)▽社内文化▽経営陣評価――など5項目を加え、10点満点で表示した。

総合1位となった企業は、9.12点を獲得した医療人工知能(AI)スタートアップ「ルーネット(Lunit)」だ。ジョブプラネットアワードに名を連ねた初年度、一気に総合1位を占めた。前職・現職者たちの満足度も相当なものだった。昨年1年間の総満足度も5点満点で4.65点を獲得した。

前・現職者はルーネットの技術力と成長可能性のみならず、働く文化も肯定的に評価した。特に、水平的で自由な組織文化と各種福祉、能力のある同僚たちに対する肯定的な評価が相次いだ。

ルーネットの企業文化を貫く核心価値は「自律」だ。従業員には、決まった出退勤時間が別途設けられていない。本人が希望する時間に来て、業務後希望する時間に退勤すればよい。誰も出退勤時間を統制しない。在宅勤務も自由だ。

休暇も無制限だ。チームリーダーに承認されたり、休暇の理由を明らかにする必要もなく、自ら決裁した後、気軽に取ればよい。使用日数に制限のない自律休暇制を運営するのは、職員自ら休息が必要な時を判断し、自律的に使用してこそ業務効率を高めることができるという判断からだ。

ルーネット製品開発チームのカン・ジョンソク室長は「前の職場では子どもの登下校がいつも悩みの種だったが、保育園に連れて行くことができ、子どもが病気で行けないときは直接面倒をみることができるという点がどれほど幸いなことか。多くの会社員の父親には夢にも考えられないことだ」と語った。

ルーネットには、IT専門開発者から映像医学科、腫瘍内科専門医まで、さまざまな職員がともに働いている。多様な職群の構成員を一つに集めるため、ルーネットは職員を「ルーニシャン(Lunitian)」と呼び、彼らのための多彩な福祉制度を設けて運営している。

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「小会」への支援制度が代表的だ。ルーネットは、志を同じくする職員らが少人数で集まる席に、一人当たり2万ウォンの団体活動費を支援している。防疫規則さえ順守すれば、会合の形や場所に制限がない。

また、1年以上の勤続者と入社1年以下の新人を1対1でマッチングするメンタリングプログラム「ルニエンス(Lunions)」も大きな反響を呼んでいる。ルーネットは彼らの出会いに2カ月間、10万ウォンの活動予算を支給し、新入社員らが会社にうまく適応できるように手助けしている。

ルーネットのキム・ガジン組織文化室長は「全社員の半分近くは入社して1年にもならない程度。社員がうまく適応して業務力量を発揮し、会社生活で経験する困難を早く克服できるよう健康な企業文化づくりに最善を尽くしている」と話している。

昨年の忘年会で職員と意思疎通を図るソ・ボムソク代表©MONEY TODAY

職員の健康管理にも努めている。職員らは年間120万ウォンを医療費または健康管理に使うことができる。1年に1度の健康診断も受けられる。

さらに、職員らがグローバルな能力を獲得できるよう、社内に外国人講師を置いて、マンツーマン英会話プログラムを運営する。職員が学会または社内外教育に参加する場合、教育費全額を回数に関係なく無制限に支援している。

このほかにも新規入社者が自由に業務空間を作られるように30万ウォンを支援、図書購入費の無制限支援、昼食・夕食費の支援、5年以上の長期勤続者対象に2週間リフレッシュ休暇の付与、ゴールドコイン、休暇費200万ウォン支援など福祉制度を拡大している。

キム室長は「ルーネット企業文化の特徴は自律と責任」とし「会社が職員に自律性を最大に付与することで、職員は業務に支障を与えないレベルで自ら責任を負う。自律を強調した結果は会社の質的成長」と強調した。

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