2024 年 7月 27日 (土)
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「住所ベースのドローン配送」をしてみたら…車より距離69%・時間70%短縮

住所ベースのドローン配送サービスの試演会で、パブロ航空のドローン機体が離陸準備をしている©MONEYTODAY

ドローン(無人機)で配送すれば、車を利用する時より距離と時間をどれくらい短縮できるだろうか。

韓国ドローンメーカー「パブロ航空(Pablo Air)」は20日、行政安全省や京畿道加平郡、江原道寧越郡などの地域自治体、ドローン企業とともに「住所に基づくドローン配送サービス」中間検証を施行したと明らかにした。

同サービスは一般的な道路や住所ではなく、ドローンが着陸するのに最適化された場所に配送するサービスをいう。

このためには配送店が必要だ。複数の企業が共通して使用可能なドローン配送地点で、早くて安全なドローン配送サービスのために必要なインフラだ。

パブロ航空はこのサービスの商用化のために加平郡にあるコンビニ近隣のペンション20カ所余りにドローン配達店を設置し、7月13日からアプリ「オリバリー」を通じてドローン配送サービスを進めている。

行政安全省は同サービス施行のため、物流脆弱地域にドローン配達店272カ所を設置し、企業や地方自治体と共同で試験運営に取り組んでいる。

パブロ航空も実証事業に参加しており、同日の検証作業はパブロ航空が保有した配送店の中で5カ所を選んで実施した。

その結果、ドローンで配送する場合、車両で移動する時より距離が69%(52キロ→15.7キロ)、移動時間は70%(89分→26分)削減できたことが確認された。

パブロ航空のチョン・ドクウ事業理事は「今回の検証を通じ、住所に基づくドローン配送が山間地域において、配達の不便さと限界を越える効率的な物流配送の方法である点が確認された」と話している。

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