2024 年 7月 27日 (土)
ホームライフスタイルファッション「他人が着た服もOK」…百貨店に中古衣類売り場、2030世代が殺到

「他人が着た服もOK」…百貨店に中古衣類売り場、2030世代が殺到

ロッテワールドモールの「マーケットインユー」ポップアップストア©MONEYTODAY

韓国で中古衣類の地位が変わった。MZ世代を中心としたレトロブームに加え、インフレ消費節約の一つの方法として人気を集めているからだ。中古衣類を買い求める人が増え、百貨店にも中古衣類売場ができた。

ロッテ百貨店は6月1~24日、ロッテワールドモール地下1階に中古衣類専門店「マーケットインユー(Market in U)」のポップアップストアを出店した。約2カ月間、客足が絶え間なく続いたため、ロッテ百貨店は他の店舗でも中古衣類ポップアップストアを続けることにした。

ロッテ百貨店は7月29~31日、盆唐(プンダン)店でポップアップストアを開催。今回のイベントを取り仕切ったロッテ百貨店女性ファッション部門長のソ・ヨンソク氏は「顧客の80%以上が20~30代で、若年層を中心に大きな人気を集めた。物価上昇に伴う消費節約マインドと、20~30代が好む環境に優しい消費トレンドが共鳴したようだ」と話した。

中古衣類は中古取引の活性化、レトロ・復古・ビンテージブームに加え▽環境への配慮・価値消費というトレンド▽インフレによる無支出・無消費の流行――などの相乗効果によって最近、急激に人気が高まった。

ロッテワールドモールの「マーケットインユー」ポップアップストア©MONEYTODAY

以前は、衣類が体に直接触れるということから中古品をためらう人が多かった。だが、中古品販売サイト「タングンマーケット」や中古取引プラットフォーム「中古ナラ」などが普及して中古取引が活発になり、中古衣類に対する拒否感が大幅に低くなった。

韓国消費者院によると、4月に中古ナラ、タングンマーケットなど中古取引プラットフォーム4カ所を利用した消費者1150人を対象に調査した結果、主な中古取引品目は生活用品(21.1%)と家電製品(16.2%)、衣類(13.7%)の順だった。

中古衣類への見方も変化した。過去には「みすぼらしいもの」と見なされたが、最近は「倫理意識」を示すものに変わっている。

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