2025 年 6月 1日 (日)
ホーム経済流通「世界の味覚つかんだ」韓国オリオンの「チョコパイ」…累計販売510億個・売り上げ8.3兆ウォン突破

「世界の味覚つかんだ」韓国オリオンの「チョコパイ」…累計販売510億個・売り上げ8.3兆ウォン突破

ロシアのオリオン店舗に並ぶチョコパイ製品=オリオン提供(c)news1

韓国の菓子メーカー「オリオン」のロングセラーで1974年に発売された「チョコパイ」が、今年第1四半期までに累計販売数510億個、累計売り上げ額8兆3000億ウォンを突破した。

販売実績が最も高い国はベトナム、ロシア、インドの順で、いずれもオリオンの海外法人が好調な成績を収めている。

オリオン側は「長年培った製造ノウハウとグローバル事業力に加え、各国の文化やトレンドを反映した製品展開が功を奏した」と分析している。

韓国国内市場の消費が停滞する中でも、中国・ベトナム・ロシアなどの海外事業によって収益性を維持・拡大しており、チョコパイをはじめとする「メガブランド」を中心に成長を続けている。

2025年第1四半期には前年同期比5%増の営業利益1314億ウォンを達成。海外売り上げ比率は68%に達し、海外生産能力の拡充を図るべく、今年下半期には忠清北道・鎮川に4600億ウォン規模の統合センターを着工する。

特に、ロシア法人ではチョコパイの需要増に伴い、すでに生産ラインの稼働率が140%を超えており、最大手流通企業との連携強化とライン増設によって対応する。

また、インド市場では北西部ラージャスターン州に設けた現地工場で2021年から生産を開始。2025年1月には67億ウォンを追加出資し、ベジタリアン対応のマシュマロを使った「インド専用チョコパイ」で市場開拓を加速させている。

中国法人でも営業体制の見直しを終え、収益性が改善傾向にあり、チョコパイと並び「オ!カムジャ」が現地で高い売り上げを記録し、「ツートップブランド」として業績のけん引役を担っている。

ベトナムではハノイ近郊のイェンフォン工場に新設した生産施設で、スナック・キャンディ・パイ・ゼリーなどのライン増設が進められる。

(c)news1

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