2025 年 8月 5日 (火)
ホーム社会「一緒に飼えない」とわずか7時間で保護犬を返還…韓国・無残に毛を刈られた姿に怒りと悲しみ広がる

「一緒に飼えない」とわずか7時間で保護犬を返還…韓国・無残に毛を刈られた姿に怒りと悲しみ広がる

返還後に毛を剃られて肌が露出した犬「クノ」=インスタグラム(c)news1

たった7時間で「合わない」と返還され、毛を無残に剃られて戻ってきた保護犬の姿が公開され、韓国社会に波紋を広げている。

江陵市の動物保護施設「江陵市動物愛センター」は7月20日、公式インスタグラムで、7時間で返還された犬「クノ」の写真とエピソードを投稿した。

施設によると、クノは前日午後1時30分に新たな家族の元へ引き取られた。しかしそのわずか7時間後、「先住犬と相性が合わない」という理由で返還の意思が伝えられた。

翌朝保護所に戻ってきたクノは、ふさふさしていた毛が無残にカットされ、赤くただれた皮膚がむき出しになっていた。まだらに残った毛、傷んだ被毛の状態とは裏腹に、クノは人懐こく、素直な性格のままだったという。

センターは、引き取り前後の写真を公開し、「2枚目の写真のクノを覚えていてほしい。これは、クノがどれだけ立派で、豊かな被毛を持っていたかを示す写真だ」と語った。

さらに「正直、返還されたことだけでも気が滅入るのに、今の姿からクノの魅力をどう再び見せられるか分からない」と心情を吐露した。

センターは「心が傷ついているのではと心配だったが、幸いにもクノは今も無邪気だ。だからこそ、なおさら胸が痛いし、申し訳ない」と続けた。

戻ってきた時も落ち込んだ様子はまるでなく、体を擦りつけてきたり、じゃれてきたりした。クノはまだ人が好きだ。その気持ちが折れないうちに、今度こそ本当の家族に出会ってほしい。感情的な衝動ではなく、一生を共にする覚悟がある方に、クノにもう一度チャンスを与えてほしい――センターはこう呼びかけた。

この投稿を見たネットユーザーからは「返還した人間には嫌悪感しかないが、それでもクノの可愛さは隠せない」「捨てられたのに笑ってる姿が余計につらい」「虐待に等しい。たった7時間で毛を剃るなんて……想像を絶する」「この状態で戻ってきたのが胸を締め付ける」など、怒りと悲しみの声が広がっている。

(c)news1

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