
インスタグラムが最近導入した新機能「リポスト」により、著名人や一般ユーザーの間で“意図しない18禁投稿”などのトラブルが韓国で相次いでいる。俳優ナム・ユンスもこの機能を誤って使用し、アダルトコンテンツを自分のプロフィールに表示させてしまうハプニングが発生した。
リポスト機能は、旧Twitter(X)の「リツイート」と似たもので、他人の投稿を自分のアカウントで共有できる。3月に導入されたばかりで、リポストした投稿はプロフィール内の専用タブに表示され、フォロワーがいつでも閲覧できる仕組みとなっている。
問題は、リポストが“保存”ではなく“共有”である点だ。多くのユーザーがこの点を誤解しており、「あとで見るため」や「気になったから保存しただけ」という感覚でリポストし、自分のフォロワーにその行為が通知されてしまうというトラブルが相次いでいる。
実際、ナム・ユンスがリポストした投稿には女性の局部を象ったオブジェと、性玩具メーカーと見られるロゴが含まれており、本人は「スマートフォンがポケットの中で誤作動した」と釈明した。彼はファンに対して経緯を説明し、謝罪した。
現在、リポストに関する混乱や不満はSNS上で拡散しており、「使いにくい」「自分の興味を他人に知られるのが嫌だ」といった声が多く聞かれる。
リポスト機能はインスタグラム側がコンテンツの拡散力を高めるために導入したものだ。ブランドやインフルエンサーにとっては、有効なプロモーションツールともなりうる。
だが、現時点ではユーザーがリポストをオフにする明確な設定項目が存在せず、意図せぬ共有によるプライバシー侵害の懸念も残る。このため、一部では「リポスト機能の使用通知を制限できるオプションを早急に追加すべきだ」とする声も高まっている。
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