韓国で、10代の娘4人が見守る中、「ペットを殺す」と言った40代の男性が罰金刑に処された。
仁川(インチョン)地裁は18日、児童虐待や傷害の容疑で起訴されたA氏(45)に罰金500万ウォン(約55万円)を言い渡した。また、A氏に対し、3年間にわたる児童関連機関への就職制限も命じた。
A氏は昨年3月5日午前2時ごろ、仁川市中区の自宅で娘4人が見守る中、台所から凶器を持ち出して酒に酔った状態で「ペットを殺す」と話し、子どもらに情緒的虐待行為をした罪で起訴された。
A氏は、自分の行動を制止しようとする妻のB氏(43)を押しのけ、妻の右肘に約4センチの裂傷を負わせた。A氏は、ペットが常習的に家族のことを噛むことが不満だったという。
裁判所は「被告が、児童虐待の罪での執行猶予期間中に犯行に及んだ」と指摘。一方で、「直接的に子どもたちを虐待するためにした行動ではなく、酒に酔って偶発的に行動した点をふまえ、総合的に判断した」と量刑理由を説明した。
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