韓国の総合エンターテインメント企業「HYBE(ハイブ)」がエンタメ産業を越えてIT産業領域にも事業を広げている。「ファン経験」拡大という目標を達成するため、伝統的な公演やアルバム市場を越え、利用者とのさらなる接点を拡大する戦略とみられる。
HYBEは、主力事業である音楽を中心に所属アーティストの知的財産権(IP)を使ったゲーム、ウェブトゥーン、プラットフォーム、NFTなど新事業の開発を加速している。
HYBEの「ファン経験」強化戦略の中心にはファンダムプラットフォーム「Weverse」がある。今月中に「V LIVE」機能が追加される予定の「Weverse 2.0」は新たな機能を組み込んでアーティストとファンをつなぐ空間に生まれ変わる。
HYBEは今年3月、ネイバーから「V LIVE」事業の譲渡を受け、技術力を確保した。Weverseが持っている影響力とともに、プラットフォーム事業経験が豊富なネイバーのノウハウを取り入れ、相乗効果を出すものとみられる。
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