2025 年 2月 12日 (水)
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「ドローンより小さい騒音」…韓国海軍少佐が「超静音ヘリコプター」開発に成功

超低騒音電気推進方式個人用ヘリコプター「アリア」縮小型モデル(海軍提供)(c)news1

韓国海軍航空司令部所属のイ・ボチャン少佐が、米国航空宇宙局研究センター、テキサスA&M大学などと共同で、超低騒音の個人用ヘリコプター「アリア」の開発に成功した。共同研究論文が航空技術専門科学誌に掲載された。

イ少佐はテキサスA&M大学の大学院で学んでいた2018年、ボーイングが後援するコンテストへの参加を契機に研究を開始し▽制御システム設計▽モデリング・シミュレーション▽飛行試験――などを担当した。

高さ2.3メートル、幅2.5メートル、重さ235キロの「アリア」にはブレード4個で構成されるローター(回転翼)が2つ設置され、操縦席はローター上部にある。

イ少佐は「アリアの技術を軍の回転翼航空機に適用すれば、超低騒音でステルス性能を向上させることなどができる」と説明した。

「アリア」のブレード設計など関連技術は現在米国の特許を出願中だ。

海軍は「ローターを構成するブレード形状と回転速度を最適化した結果、15メートル離れて測定した騒音は73デシベル程度で、マルチロータードローンの103デシベルより小さかった。これは15メートルの離れたところを走る自動車の騒音(62~85㏈A)と変わらない」としている。

(c)news1

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