
ソウルのホルモン焼き店で、女性従業員が客の前で「ダンスサービス」をする様子がSNSに投稿された。ネット上では「女性を商品化している」という批判と「強制でなければ問題ない」と擁護する声が入り乱れている。
話題になったのは「ターミナルダンスを踊ってくれるホルモン屋」と題された短い動画。エプロン姿の女性従業員2人が腰や肩を振るなどして、SNSで流行している「ターミナルダンス」を踊る様子が収められている。
このダンスは中国のSNSで流行しているパロディ動画を模したもので、セクシーさが特徴。動画には「店員のインスタが気になるならコメントしてください」とか「再生回数100万達成で店主がアルバイトに50万ウォン(約5万円)プレゼント」といった文言も付されている。

この映像が拡散されると、「自分の娘がやっていたら発狂する」「風俗店と変わらない」「衛生と料理に集中すべきだ」といった批判的な意見が多く寄せられた。
一方で「YouTube用の宣伝動画で騒ぎすぎ」「アイドルのダンスと何が違う?」など問題視しないという声もある。
論争が過熱する中、あるネットユーザーが一般飲食店での接客行為を禁止する食品衛生法に違反しているとしてこの店を行政当局に通報。後日、公務員が現場を訪れ、店舗に対して動画削除を勧告した。事業主は指導に従って動画を削除したという。
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