2024 年 10月 16日 (水)
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「サーフィンの聖地」から「夜遊びの街」になり…韓国・東海岸の海水浴場、観光客減少

Xキャプチャー(c)NEWSIS

今年の夏、韓国の東海岸にある襄陽(ヤンヤン)の海水浴場を訪れる観光客数が減少したことが報告された。襄陽はかつて「サーフィンの聖地」として人気を集めていたが、近年は過度な露出や派手な夜遊びが問題視され、その影響で訪問客が減少しているようだ。

江原道(カンウォンド)グローバル本部の発表によると、8月18日現在、江原道東海岸の海水浴場を訪れた観光客数は750万6009人に達しており、前年同時期(647万1352人)と比べて16%増加した。しかし、襄陽郡を訪れた観光客数は69万1160人で、前年から10%の減少となり、約6万6400人の減少が確認された。

この背景には、襄陽がかつてのサーフィン名所から、過度な夜遊びや露出文化が広がる場所へと変わりつつあるという指摘がある。オンラインコミュニティやソーシャルメディアには、ビーチでの過剰なカップルの行動や、ビキニ姿の女性が街を歩く様子が頻繁に話題となっており、家族連れにとっては訪れにくい環境が醸成されているという声も聞かれている。

また、毎年夏になると、ビーチ近くのクラブやパーティー会場では深夜まで大音量の音楽が流れ、騒音に関する苦情が増加している。襄陽ビーチでは酒盛りやプールパーティーも朝まで続くことがあるという。このため、襄陽は「家族向けビーチ」としての機能を失ったとの見方が強まっている。

襄陽は人口約2万7000人の小さな海岸都市で、2010年代初頭からサーフィン愛好者に注目され、「韓国のボラカイ」と呼ばれるほど人気を博してきた。しかし、最近ではサーフィンを楽しむ人々よりも「ナンパ目的の観光客」が増加し、その結果、襄陽が築き上げてきたサーフィンの都市としてのイメージが崩壊しつつあるという。

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