2024 年 7月 27日 (土)
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「ゴルフ界のレジェンド」パク・セリ インタビュー(上)

1998年全米女子オープンでの活躍は、IMF危機で苦しむ韓国国民に勇気を与えた©news1

――1万人のお姉さんだ。幅広く愛される理由とはなにか。

パク・セリ スポーツ選手であるパク・セリは冷静で傲慢な人であると良く誤解されました。選手時代には競技に集中しなければならなかったので、険しい顔ばかりで笑みを浮かべるようなことはありませんでした。しかしテレビを通して人間パク・セリが映し出されたようです。もともと気さくな性格でしたが、それを見せる機会がありませんでした。

――後輩・知人にお金を惜しまずプレゼントをしているとか。自分のためにあまりお金を使わないそうですが、最近、自分のために買ったものがあるとすれば?

パク・セリ 好きな人に何かを与えることがそのまま私のしたいことではないでしょうか。特に家族にはもっと良くしてあげたい。家族の犠牲があったから、私は成功できたのですから。自分へのプレゼントとして最近、ブランド物の靴下を一つ買いました。

――買っておいて、あとになって「わけもなく買ってしまったな」と後悔したことはあるか?

パク・セリ 後悔するかもしれない、というなら買いません。商品を買う時、何十回も考えます。買うか買わないか、自分に似合うかどうか、買ってどれくらい着るのかとか。もちろん一目惚れで買うこともありますが、正直、多くはないです。

――パク・セリの辞書に「衝動買い」はないと?

パク・セリ まったくありません。

――「財テクをしない」と本に書いてありましたが、本当ですか?

パク・セリ 財テクにそれほど興味はないです。財テクをしようとするなら勤勉でなければならず、情報もたくさん知らないといけないので私の性格ではできません。たやすく手に入ったお金は、たやすく出ていくものです。世界にタダなんてモノない。一生懸命努力して、一生懸命稼いで、楽しくお金を使おうというのが私の考えです。お金はどこかに投資するより、専門家に任せておけばいい。私は生活費だけあればいいので。

©news1

パク・セリ
1977年生まれ。13歳からゴルフを始め、プロ転向後の1996~97年、韓国ツアー6勝、98年には米ツアーに挑戦し、全米女子オープンで20歳9カ月の史上最年少で優勝した。2016年3月に引退を発表。韓国のゴルフブームの火付け役ともいえる存在で、イ・ボミ、キム・ハヌルらパク・セリに影響されてゴルフを始めた選手は多い。

(下)につづく

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