
カフェの女性アルバイトが自分を避けるようになったのは、自分がその女性に好意があると誤解されているせいだろうか──韓国のある30代男性会社員のこうした悩みが紹介され、ネット上で「それはあなたの勘違いでは?」という指摘が相次いでいる。
9日に放送されたJTBCの番組「事件班長」によると、この会社員は毎朝、出勤前に会社近くのカフェに立ち寄り、コーヒーを買っている。頻繁に通ううちに店長やスタッフたちと自然に顔なじみとなり、「週末はどうだった?」「最近仕事はどう?」といった日常的な会話を交わすようになっていたという。
そんなある日、女性アルバイトが新たに入ってきた。
会社員は外向的な性格で、「今後も顔を合わせる」と思い、率先してアルバイトにあいさつした。最初は向こうも好意的に応じてくれて、ある程度打ち解けたと感じた。そして、他のスタッフと同じように軽い雑談もするようになった。
ところが、その後、女性の態度が一変したという。
注文も別の人が受けるようになり、ドリンクを渡すときも目を合わせない。最近では私を見るなり急にトイレに行くようになった。
会社員は次のように心境を語った。
「そのアルバイトは、私が彼女に好意を持っていると勘違いしている。でもそれは不本意だ。私は長年付き合っている恋人もいるし、私生活に踏み込むような話もしていない。『彼氏はいるの?』なんて質問も一切していない。ただ、彼女があまりに避けるので、こちらも居心地が悪くなってきた」
別のカフェに変えようかとも考えたが、今の店のコーヒーが一番おいしい。他のスタッフとも良好な関係だ。自分が悪くもないのに店を変えるのは納得できない。かといって、彼女に真意を確かめるのもやりすぎな気がする。どうすればよいか悩んでいる――こうネットユーザーに相談を持ち掛けた。
これに対し、ネット上では「スルーすれば済む話を、わざわざ意識している時点で(アルバイトに対して)興味があるように見える」「そのスモールトークが本当に『ただの雑談』だったか、自己点検したほうがいい」「そもそもトイレに行っただけかもしれないのに、なぜ避けられていると思い込むのか」といった、会社員の“過剰な意識”に対する批判的な反応が多数寄せられた。
一部のコメントでは「普通の客なら店員の様子をいちいち観察したりしない」「自分の行動が、相手にとってプレッシャーになっていた可能性は考えないのか」といった冷静な意見も見られた。
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