
韓国のこどもの日であり釈迦誕生日でもあった5月5日、済州島の空に異様な姿の雲が現れ、市民やSNS利用者の間で「漢拏山(ハルラサン)が噴火したのかと思った」「まるでSF映画のよう」「非現実的すぎる」と大きな話題を呼んだ。
気象庁によると、この雲は「アスペリタス波状雲(Asperitas)」と呼ばれるもので、比較的新しく命名された雲の一種。上空の冷たい空気と下層の暖かい空気が激しく衝突し、大気が不安定になったときに形成される。この不安定な空気の塊が上下に波打ち、雲の底面がまるで海の波のようにうねることで独特の形状を生み出す。
この雲は今月1日にはソウルをはじめとする首都圏の空にも現れ、多くの市民の注目を集めていた。
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