2025 年 3月 23日 (日)
ホーム社会「なんでわが子の副会長当選が無効?!」…韓国のモンスター保護者、「児童虐待」で校長ら告訴・告発計7回

「なんでわが子の副会長当選が無効?!」…韓国のモンスター保護者、「児童虐待」で校長ら告訴・告発計7回

(c)news1

ソウルのある小学校で児童会副会長当選を無効にされた児童の保護者が「児童虐待」を主張し、校長と教頭をこの5カ月間に7度も告訴・告発する事態に発展している。

最近のMBC報道によると、この小学校では2月初め、副会長選が実施され、当時4年の児童が当選した。しかし、他の候補6人が一斉に、この児童が選挙規定を破ったと指摘し、学校側が当選無効を決定した。

すると、児童の母親がインターネットのママカフェ(母親たちのコミュニティーサイト)に「教頭が当選無効覚書に署名するよう息子を殴り、15分間も大声を上げた」と書き込んだ。児童も「(教頭から)腕やすねなどを殴られた。後頭部が一番痛かった」と被害を訴えた。

母親は児童虐待だとして児童名義で校長と教頭を警察に通報し、同月10日の卒業式には学校に警官5人が出動する騒ぎに。その後も母親は児童福祉法違反、公文書偽造、強要・脅迫、名誉毀損などで告訴・告発を繰り返した。

幸い、教頭が児童との対話記録を残していたため、最初の告訴については嫌疑なしとされた。

だが、母親はその後も「当選無効を取り消してほしい」とソウル市教育庁に8件の行政審判を提起した。選挙と直接関係のない校長の過去の人事や、学校のクレジットカード利用の内訳書など計29件の情報公開も請求した。

ソウル市教育庁関係者は「行き過ぎた情報公開の要請だ。学校だけでなく、教育庁も対応に苦しんでいる」と吐露している。

保護者側は「不正にかかわった校長が、子どもを選挙で落とそうとした。子どもの名誉が毀損されたので告訴し、行政審判を起こした」と反論している。校長も、この保護者を名誉毀損で告訴した。

ただ、当選無効とされた児童は3月の再選挙で副会長に当選している。

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