姑による健康管理への過度な干渉に嫌気がさした女性が離婚を決心した――こんな話が韓国YTNの「チョ・インソプ弁護士の相談所」で10月23日伝えられた。
番組によると、姑は食べ物に敏感な方だ。夫の実家に初めて挨拶しに行った日、冷たい水を飲もうとする女性のコップをひったくり、「健康に良くない」とぬるま湯を渡した。この時は気を遣ってくれるのがありがたく、断れなかったという。
だが、その後、姑がやりすぎだと感じ始めることになる。姑は韓定食レストランで自ら注文し、ナムルや魚料理はすべて女性の前に押し出し、揚げ物は遠くに置いたりした。
女性のよると、姑は「あなたは子どもを産まなければならないから、いつもお腹が温かくなければならない」と主張する。冷たい飲み物は絶対飲めないようにし、ケーキやクッキーのようなおやつも砂糖が体に良くないと言って食べさせないようにしたそうだ。
姑は「あなたに良い」といって漢方薬と栄養剤も送る。だが、女性には「まるで私を赤ちゃんを産む人とだけ思っているようだ」と感じられ、飲まなかった。家に立ち寄った母親が薬が減っていないのを見て「これから毎月、薬を飲み飲んだあと、この写真を送れ」と指示した。
番組で女性は「姑のせいで離婚するということもありなのか」と尋ねた。
出演していた弁護士は「嫁の健康管理に最善を尽くしているようだ。姑の行動が嫁に対する不当な待遇と認められるかが問題」とみる。そして「ただ、いくら健康管理に気を使ってくれていても、食べたいものを食べられないようにしたり写真を要求したりすることは、嫁には息苦しい。このような日常が続くと仮定すれば、婚姻関係が破綻することは自明だ」と見通した。
姑に慰謝料を請求できるかについては「どれほどの精神的苦痛を与えたのか総合的に判断して決められる。もし夫が仲裁できず状況をさらに悪化させるならば、2人に対して慰謝料を請求できる。客観的な証拠を確保する必要がある」と助言した。
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